西本鶏介/著 -- ポプラ社 -- 2012.8 -- 909

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
文化芸術 /909/N84/1 0010012355680 一般図書 書架

資料詳細

タイトル1 西本鶏介児童文学論コレクション  1
巻の書名 児童文学時評
著者1 西本鶏介 /著  
出版年 2012.8
出版者 ポプラ社
一般件名 児童文学
ページ数 472,18p
大きさ 22cm
ISBN 4-591-13046-9
NDC分類(10版) 909
内容紹介 西本鶏介の児童文学評論を集成。1は、1970~1982年に『週刊読書人』に発表した児童文学の新刊批評を収録する。巻末に書誌名・編著者名索引付き。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
個性と色彩の開花 10‐13
リアリズムは創造世界をつくる武器 14‐17
戦争と人間をテ-マに 18‐22
“物語的楽しさ”への志向 23‐28
児童文学の中の“子ども像” 29‐33
児童文学作家・ジャンル別展望 34‐38
質の高いユ-モア文学 39‐43
児童向け歴史小説から 44‐48
物語のリアリティとは 49‐53
現代にどう再生するか 54‐59
より豊かな“心の地図”を 60‐64
少年期体験の読まれる理由 65‐69
名実そなえた新人作家を期待 70‐74
幼年童話の面白さとは 75‐79
新鮮さに欠ける“大人もの”作家の本 80‐84
カッコよく頼もしすぎる児童文学の子ども 85‐89
魔法という武器の新鮮で力強い再生を 90‐94
動物への愛着の冷酷さを見据えた物語を 95‐99
新しい世界観に欠ける日本のファンタジ- 100‐104
いまなお新鮮なアンデルセン童話 105‐109
現存作家も出し始めた個人全集 110‐114
認識の低いノンフィクション作品 115‐119
“子どもばなれ”の傾向 120‐124
研究と批評のけじめをはっきりと 125‐129
小説の醍醐味を味わわせる短編集を 130‐134
なぜ少年マンガ誌が読まれるのか 135‐139
読書運動・組織の本の選定基準は? 140‐144
自我と現実の中に現実批判を 145‐149
社会の悪を安易な主題としてよいか 150‐154
保育者的発想の童話は一考を 155‐159
研究そのものは批評ではない 160‐164
児童書にもくる文庫本時代 165‐169
直接的な教育の道具ではない童話 170‐174
安定した作品が揃う 175‐178
色あせた本格的リアリズム作品 179‐183
喜んではいられない文庫本入り 184‐188
「コドモセンゾ」と共に死の国へ 那須辰造の滋味深い短編集 189‐193
風土性に欠ける地方作家の作品 194‐198
丸谷訳『猫と悪魔』刊行を機に考えたい表記法 199‐203
読者である子どもを含むゼミナ-ルを 204‐208
大人をも楽しませる外国の作品 209‐213
自己形成物語の多い最近の長編作 214‐218
無風状態に過ぎた一年 219‐221
質量共に豊かな長編小説が集中 222‐226
次々と展開する幻想の世界 新制中学第一期生の青春時代 227‐230
テ-マは追い求めるものではない 231‐235
数多い児童文学賞の交通整理を 236‐240
面白い歴史小説の少ないのはなぜか 241‐245
しみじみとした情感が伝わる 友情あふれる子どもの世界を描く 246‐249
今日的テ-マを巧みに料理 奇想天外の愉快な空想物語 250‐253
体験を通して描いた長編小説 ユ-モアのあるナンセンス作品 254‐258
子どもの冒険への夢もりあげる ほのぼのと暖かく美しい童話 259‐262
さわやかな感動を与える力作 生きることの意味を鋭く問う 263‐266
中堅作家に力作が集中 267‐269
子どもの生き方の原点描き出す 独特で強烈な個性感じさせる 270‐273
少女の内面を詩情こめて描く 本を読む楽しさ示してくれる 274‐277
鋭く豊かな感受性を持つ詩集 イメ-ジの豊かな世界を展開 278‐281
新鮮味がある型破りのユ-モア 詩情こめて子どもの感覚描き出す 282‐285
確かな詩人の目を感じさせる いきいきとした説得力を持つ 286‐289
ひときわ新鮮さを感じさせる クイズを交えての愉快な童話 290‐293
少年の日の感激を描き出す 土地の言葉で語られる昔話 294‐297
確かな感動を与えてくれる 笑いの中に悲しい子どもの心が 298‐301
生きることの意味を鋭く問う 衰えをみせない迫力ある描写 302‐305
異国での生活を感動的に描く 疎開生活を描いた心打つ絵本 306‐309
原始林の聖者の本質をあばく キリシタン弾圧事件を描く 310‐313
肉親に寄せる思いの深さ描く 美しい詩情をたたえた童話集 314‐317
思い思いの姿勢の作品 318‐320
豊かな社会性を持つ幼年童話 新味はないが誠実な筆づかい 321‐324
新しさはないが個性的で骨太 子ども同士の爽やかな友情物語 325‐328
幼児の感情が弾むように伝わる 幼い日の思いを丹念に映し出す 329‐332
民俗学者としての暖かい目で 素晴らしい自然のドラマを描く 333‐336
すぐれたファンタジ-集める シャ-プな感覚を持つ短編集 337‐340
野性味あふれる笑いを絵本化 新鮮で感動的な話に仕上げる 341‐344
手ごたえ感じさせる創作民話 人間の持つやさしさを伝える 345‐348
自然や動物への暖かい思い たくましさを持つ子ども像 349‐352
市場の雰囲気いきいきと描く 一級のノンフィクション文学 353‐356
隣人愛の美しさを語りかける はなやかに彩られた幻想世界 357‐360
読んでおきたい作品を揃える 庶民の哀歓を淡々と描き出す 361‐364
乏しい個性ある作品 365‐367
土に生きるものの原点 368‐371
人間のおろかさ抉った意欲作 風変わりな発想もつ幼年童話 372‐375
真摯で迫力のあるドラマ 庶民の怨念がこもった本 376‐379
体験に基づいた感動的な物語 太平洋を横断した少年の日記 380‐383
本格的な小人物語の力作 幻想に似た過去への遡行 384‐387
離農する人達の姿を描く ユニ-クな個性の言葉絵本 388‐391
家出をさわやかに描く 幼い詩人たちの作品集 392‐395
「校定新美南吉全集」(全12巻)の刊行 396‐398
心をとらえるズッコケ三人組 落語や民話を素材の短編集 399‐402
日本現代詩のアンソロジ- 海に生きる人々の生活描く 403‐406
優れた子ども版民俗学書 人間社会思わせるサル 407‐410
力作が相次いだ年 411‐413
障害児の現実の姿を見る 濃密な生活感がみなぎる 414‐417
万華鏡のような不思議さ 言葉がひとりでに動き出す 418‐421
現実と空想のたくみな交錯 中学生の肉声に耳を傾ける 422‐425
次々イメ-ジ広がる絵本 人間による教育の大切さ 426‐429
大人になった娘との生活 「青葉学園物語」の最終編 430‐433
生命の尊さを静かに問う 今日的テ-マをSF風に 434‐437
質より量が目につく 438‐440
愛の本質をメルヘンで 観念でない戦争の真実 441‐444
熱い思いを込めた自伝 性格づけにユニ-クさ 445‐448
浮世絵師写楽の謎ときに挑戦 写真と文のユ-モラスな絵本 449‐452
独特の美しさの短編集 みずみずしい成長小説 453‐456
ノンフィクションの絵本化 社会性持つ愛の冒険物語 457‐460
猫を通して人生を象徴 幼児の感情を色で描く 461‐464
相次いだ個人全集 465‐467

著者紹介

著者紹介1-1 1934年奈良県生まれ。国学院大学文学部文学科卒業。昭和女子大学名誉教授。坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞などの選考委員をつとめる。著書に「児童文学の創造」など。